NOTE! This site uses cookies and similar technologies.

If you not change browser settings, you agree to it.

I understand

SDGs for All

SDGs for All is a joint media project of the global news organization International Press Syndicate (INPS) and the lay Buddhist network Soka Gakkai International (SGI). It aims to promote the Sustainable Development Goals (SDGs), which are at the heart of the 2030 Agenda for Sustainable Development, a comprehensive, far-reaching and people-centred set of universal and transformative goals and targets. It offers in-depth news and analyses of local, national, regional and global action for people, planet and prosperity. This project website is also a reference point for discussions, decisions and substantive actions related to 17 goals and 169 targets to move the world onto a sustainable and resilient path.

|ケニア|知恵と革新で取り組む新型コロナウィルス対策

Photo: A passenger washing hands using the new device before boarding a public service vehicle at Muangatsi Market Centre Bus Stage, Busia County, Kenya. Credit: Kevin Wafula.【ブシア(ケニア)IDN=ジャスタス・ワンザラ】

ケニア西部ブシア州ナンバレ。ムンガツィ市場のバスセンターは暑い午後を迎えていた。多くの人々や旅人たちが、手を洗うために列を成す。手を洗い、それぞれの目的地に向かうためにバスに乗り込む人々は、他人から一定の距離を保っている。

公共交通機関に乗る前に手を洗い他人と距離を取ることは、ケニアで人々が実行するよう求められている新しい慣行である。新型コロナウィルス感染症の拡大を防ぐ措置として、保健当局から義務付けられている。

しかし、人々が手を洗う様子を観察してみると、新しいことに気づく。彼らは、ペダルを踏んで衛生器具を使い、手を洗っているのである。ペダルを踏むと、金属製のバケツの中から水と液体せっけんが直接出てくる。これで、器具に触れることなく手を洗うことができる。

この器具は地元出身の2人の若者が考案したものだ。手を安全に洗うための器具を急ごしらえで作り出したのである。その2人、ベルナード・ディンディさんとクリストファー・ブツンズさんは、高校教育以外に特別な訓練は受けていない。

新型コロナウィルス感染症の拡大により衛生状態をいかに維持するかが問題になっているのを見て、この器具を考えついたという。

彼らはインターネットで調べ、新型コロナウィルス感染症の拡散を抑える手洗い器を発明した。

彼らがその作業を進める中、ケニアでは3月13日に初の感染事例が報告され、その後感染が急拡大した。4月21日には感染者296人、回復者74人と、飛躍的に増えている。

先の2人は、この器具によって人々が通常の衛生器具を使うことで直面するリスクを下げることができると語る。「手を洗ったり消毒したりしようとする場合、通常は液体石鹸のボトルや蛇口に触れざるをえません。そこにウィルス感染拡大のリスクがあることに注目しました。」と、彼らは語った。

この器具の場合、下に付けられた片方のペダルを踏むだけで液体せっけんが出てきて、もう一方のペダルを踏むと水が出てくる。

ディンディさんは、乗客に無料で使ってもらおうと、最初の器具を地元の市場にあるバスセンターに設置することにした。感染の危険がある人が多く出入りしていると見られたからだ。「ここは人の往来が多いので、器具を置くことが有効だと考えました。多くの人々が使い勝手がいいと言ってくれています。」とディンディさんは語った。

ムンガツィ市場で行商をするアン・ネケサさんは「設置されてから毎日使っています。とても便利です。」と話す。「若い人たちが開発した革新的な技術に感心しています。

とても印象的で満足しています。安心して手を洗えますからね。」と語るのはバス運転手のジョン・ワンデラさんだ。

製作者の2人によれば、この器具の製作に少なくとも1万ケニアシリング(100米ドル)と数日を要したという。

好意的な反応に気をよくした2人は、さらに増産してケニア全土に配置したいと考えている。

「資金の制約からこれまで数台を製作するのがやっとでした。でも資金面の支援があればもっと作れます。」と2人は強調する。

一般の人々もブシア州当局もこの器具を歓迎している。

ブシア州の保健・衛生部門の責任者イサーク・オメリ氏は、新型コロナウィルスとの闘いにこの器具が非常に役立つと歓迎し、「これは手洗い時にウィルスとの接触を最小限にしてくれるとてもユニークな器具です。」と語った。

すでにオメリ氏は器具を6台購入し、州内の保健所で使用されることになるという。

ケニアでは新型コロナウィルスの感染拡大を阻止するための様々な措置を講じているなかで、創意工夫に重点がおいているようだ。

4月初め、ケニアの首都ナイロビ近くにあるケニヤッタ大学は、新型コロナウィルス感染者の命を救う人工呼吸器の開発に成功したと発表した。

人工呼吸器は呼吸困難を発症した新型コロナウィルス感染症患者に有効だ。しかし、ケニア国内には数えるほどしか機材がない。

そこでケニヤッタ大学の学生が「ティバ・ベント」と呼ばれる人工呼吸器を試作した(「ティバ」はスワヒリ語で「治療」)。

複数の学部の16人の学生が作ったこの機材では、硬い銀色のプラスチック部品でできた立方体の部分がパイプを通じて酸素タンクにつながれ、別の2本のパイプが空気を送り込む。また、コンピューターモニターにもつながれている。大学のポール・ワイナイナ副学長によれば、大学としては週に50台は製作可能であるという。

さらに、ケニア医療研究所(KEMRI)は4月初め、新型コロナウィルスの検査を加速するための検査キットの製造を開始した。同研究所には、検査キットと手指洗浄剤を生産する生産部門がある。

一部の企業は、一般市民や医療関係者向けのマスクや、数か月前には輸入に依存していた個人防護具(PPEs)の製造を始めている。

加えて、政府は、数多くの措置を盛り込んだ多面的な新型コロナウィルス抑制戦略を実施している。入域のあらゆるポイントや医療施設、各地域における監視を強化している。国内47州のうち4州からの人の出入りを禁止し、ウィルス感染者の多い地域で対象を絞った大規模検査も開始された。

一般市民に対しても、依然として高いリスクがあることに鑑み、注意を怠らないよう警告がなされ、呼吸衛生を保ち、食事を安全にとり、他人との距離を保ち、急性の感染症状を起こしている人との接触を避けるなどの予防的措置を引き続き自主的に取るよう助言がなされている。

他方、公の場でマスクを着けることが義務化され、あらゆる教育機関が閉鎖されている。また、人が密集する集会を持つことは、公的にも私的にも禁じられている。

すでに20億ケニアシリング(2億米ドル)が新型コロナウィルス対策に充てられている。全47州に患者の対策センターが設置されているが、必要な装備はまだ足りていない。(04.27.2020) INPS Japan/ IDN-InDepth News

Striving

Striving for People Planet and Peace 2019

Mapting

MAPTING

Fostering Global Citizenship

Partners

SDG Media Compact


Please publish modules in offcanvas position.